WordPressで小説を公開する方法(現在の私の場合)

2020年7月21日

WordPressで小説を公開したいと思っている人のために、今の自分のやり方を書いておきます。

 

それから最初にお断りすると、横書きでの公開ですので、縦書きの方は参考になりません。また一番最初は必ずバックアップを取ってください。責任は取れませんので、よろしく。

また環境はレンタルサーバーの「ロリポップ」を利用しています。

1.サイト設計

・サイト全体の構成を検討する。私の場合は、メイン「うさぎの森」で写真を管理し、以下作品ごとにサブサイトを追加していく方法を採っています。人によってやりたいことが違うでしょうから、全体設計はちゃんとしようね。

メインは「うさぎの森」で他はサブサイト
メインは「うさぎの森」で他はサブサイト

・WordPressをマルチサイト化……やり方はgoogleで「wordpress マルチサイト」で検索してください。私の場合は、小説作品ごとにサブディレクトリにサイトを追加していくことにしてます(これをサブサイトとして言っておきます)。

・pluginの導入……私の利用しているpluginは次の通りです。

※ マルチサイトをすると、サイトネットワーク管理画面で有効にする場合と、サブサイト側で有効化をする場合とがあります。

※◇がついているのは、サイトネットワーク管理画面サイドでは無効にしていて、サブサイト側で必要に応じて有効にしているものです。

AddToAny Share Buttons……各記事下にSNSアイコンをつける。

Advanced Code Editor……テーマ編集&プラグイン編集の拡張をする。

Akismet Anti-Spam……アンチスパム。サブサイト側でそれぞれ設定が必要。

・◇bbPress……フォーラム。重いのでメインの「うさぎの森」だけで有効化。サブサイトでは無効。

Contact Form 7……コンタクトフォーム。これも◇でもいいのかも。

Count Per Day……一日の訪問者数を統計してくれる。

EWWW Image Optimizer……画像データを最適化してくれる。

Google Authenticator……重要。ログイン2段階認証システム。ログを見ると乗っ取りをしようとアクセスされている記録があるからセキュリティーはしっかりとしましょう。

Hello Dolly……最初から入っていたのでそのまま。

・◇Intuitive Custom Post Order……ブログ投稿記事の順番を入れ替えるもの。必要なサブサイトのみ有効化。

P3 (Plugin Performance Profiler)……サイトが重いとき、これでどのpluginが重いのかチェックしよう。

PS Auto Sitemap……自動でサイトマップを作ってくれる。目次ページに利用。

Simple Ruby……カクヨム書式でルビを反映してくれる。小説をアップするなら絶対に入れよう。これだけはwebからのダウンロード。江嵜追風さん、ありがとう! 【追記】一太郎からのコピペだと「|」が残ります。見やすいので慣れれば違和感が無いです。一度カクヨムに掲載してからのコピペだと「|」は残らないようです。
【追記 2020.1.13】現在、このプラグインが正常に動作してくれないようです。そのため、一度、なろうやカクヨムに投稿してからコピペで貼り付けています。

TinyMCE Advanced……記事を書くエディタ画面を拡張してくれる。これも絶対に入れること。WordPressには記事の自動整形機能があって、行頭の一字下げを勝手に削除してしまう場合があります。そういうのを停められる。

Twitter……ツイッター設定。

Twitter Cards Meta……ツイッターカード設定。

Unveil Lazy Load……画像の読み込み遅延をさせるもの。高速化のために。
【2019.4.23追記】最新バージョンのWordPressには対応していないので、別のLazy Load系のプラグインを探してみてください。

W3 Total Cache……キャッシュの管理。これも高速化のために。
※  今は使っていません。

WP Multibyte Patch……日本の文字はマルチバイトなので、絶対に入れましょう。

 

2.メインサイト

私のメインサイト「うさぎの森」のコンテンツは次の通りです。

・ブログ
・執筆した小説の紹介とリンク
・写真集
・フォーラム(掲示板、bbs)
・コンタクトフォームとLink集

 

3.サブサイト

※「AddToAny Share Buttons 」と「Akismet Anti-Spam」の設定確認(APIキーをコピペ)を忘れずにしておきましょう。

 

・基本的なサブサイトのコンテンツは次の通りです。

①フロントページ……投稿ではなくフロント用の固定ページを作ります。このフロントページには、作品のあらすじ、紹介文。キャッチコピー、目次などを書きます。

②本編……投稿機能を利用して小説を更新。事前に「設定」→「TinyMCE Advanced」で「段落タグの保持」をチェックして有効化すること(サブサイトごとに設定する)。これをしないとWordPressの自動整形機能によって、行頭の一字下げが勝手に無くなります。これに今日気がついて、これから直しが大変そう……( TДT)。

次に「WordPressで簡単にルビや傍点ぼうてんが付けられるかもしれない「Simple Ruby」バージョン3を公開しました。あとマストドンの話。」(texst.net)を参考に、使用する場合はSimple Rubyの設定を確認。

小説は、必ず第1話から順番に投稿します。理由は次に説明する目次と関係しています。また投稿の際のカテゴリは「第一章○○」または「本編」などにしておく。

③目次……PS Auto Sitemapのプラグインを利用します。この際、「PS Auto Sitemapの並び替え。投稿日付で昇順・降順を設定する。」(デンキカヨウ)を参考に昇順にする。

これでカテゴリ(章)ごと、第1話から順番になっている目次ができます。
※昇順が必要な理由は、続きを更新する時に楽だからです。=後からの挿入ができないということです。順番を変更する際は日時調整で。Intuitive Custom Post Order」での投稿記事の入れ替えがどう反映されるのかは試していないので不明です。できるのかな?

ちゃんと昇順になってる。

※目次は、一つのページで完結する小説の場合は不要でしょうけど、話数が多い場合、帯メニュー部分でのプルダウンでは表示しきれなくなります。スライドバーが出るわけでもないし、長編小説の場合は目次ページが必要です。

10話くらいなら大丈夫だけどね。

【追記】(;´▽`A“ (今ごろ……)よく考えたらフロントページに目次を掲載すればいいと気がつきました。そこで、フロントページの一番下に横ラインを入れ、その下に目次が表示されるように設定しました。(PS Auto sitemapとフロントページの設定変更&外観>カスタマイズでメニュー表示項目の変更)

④フロントページに各章第1話へのショートカット・リンクを貼る。

⑤(小説本編)「設定」→「表示設定」で「1ページに表示する最大投稿数」を1にする。

⑥外観のカスタマイズはテーマによって違いますので、メニューとフッダーのウィジットの設定だけ注意すれば、後は自由でよいかと。

【メニュー】
・「カスタムリンク」を利用してメインサイト(私の場合「うさぎの森」)へのリンクを貼る。

・目次ページへのリンク。ただし、話数が10話以下の場合は、帯メニューに各話を登録するのもアリ(プルダウンメニュー)。短編集の場合は、ジャンルごとにカテゴリを作って、メニュー登録する。

 

【フッダー】
・フッダーにウィジット「最近のコメント」と「メタ情報」を設置。短編集の場合はウィジットでカテゴリ・メニューを表示させ、目次の代わりとする。

※ サブサイトでのサイドメニューやサイドウィジットは、作品を読むときに気が散るので、すべて取り払う。

⑦メインの「うさぎの森」に各サブサイトへのリンクを貼る。(メニューにカスタムリンクでの設定と、作品一覧ページを作ってリンクを貼る)

まだまだ、私も未完成ですが、今のところのやり方の紹介です。ご参考までに。