プロット、ログライン、イメージボード

2020年9月11日

スタジオ・ジブリの宮崎監督が何枚も絵を描いて、その中からストーリーの根幹となる絵を壁に貼り、物語を作る。

いつのことか忘れましたが、テレビのドキュメンタリーで放送されていた内容です。

鈴木敏夫さんが、キャッチコピーの話もされていて、もののけ姫のキャッチコピーが最後の最後で「死ぬな」から「生きろ」に変更になったことなど、興味深い内容だった記憶があります。

※余談ですが、このコピーすごいですよね。「死ぬな」と「生きろ」ではぜんぜん違う。


脚本の世界ではログラインと言って、その物語がどういう物語なのかを1行の文章でまとめます。その1行から物語が作られていくのです。

私の場合は、作品全体のログラインを1つ。次に全体を4つに区分して(第1章でも、第1幕でも名前は気にせず)それぞれのパートについて、1行ログラインを作ります。


こうした創作ツール。小説の場合はプロットでしょう。

プロットはログラインよりももっと細かく作り、具体的な物語のあらすじと登場人物の動きを決めていきます。

で、今更ながらに気がついたのは、イメージボードって実はすごく有効なんじゃないかってことです。

思い返せば、今のところ自分では一番の小説になったと思えるのが『あの空の果て、戦火にありし君を想う』なのですが、この作品の場合、プロットを作る前の時点で、自分でこのシーンと言える絵が頭の中にあったのです。

1枚目は、夜、客船のデッキにたたずむ主人公夫妻。
2枚目は、蛍の漂う夜の闇で、戦友の指を焼く夏樹。
3枚目は、子供をかばいながら戦闘機に向かって叫ぶ春香。
4枚目は、川縁に並んで座る2人。


その作品を象徴するシーンを絵に描いておく。または脳内に映像として持っておく。枚数は3~5枚程度でしょうか。
あらすじを作る際にも、執筆中でも、イメージボードがあるかないかで、クオリティが変わってくるような気がします。

今のところ、自分としては「あの空の果て~」を超えるものを書こうとして、書けずにいますが、イメージボードから作り直してみるのも1つの手かもしれないと思っています。

 


ついでに告知
「君と歩く永遠の旅」古代オリエント編 第6話更新です。